まだ間に合う…のか?進撃の巨人FinalSeasonを見る前に押さえたいアニメSeason1~3ストーリー ① (1~5話)

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進撃の巨人
『アル』マンガファンの愛で作るマンガサイトより

2009年9月の創刊時から、『別冊少年マガジン』に連載されている『進撃の巨人』。
当時無名の新人ながら、独創的な発想と複雑に練り込まれたストーリー構成に、度肝を抜かれた読者は多いはずです。
さらに2013年のアニメ放送開始を機に、広く知られ、海外も含めてさらに大きくヒット。
コミックスの連載が終了していない本作は、考察サイト・考察動画も多く存在し、ネットでは大勢のファンが議論を交わしています。
この『進撃の巨人』が、11年間の時を経て今、まさにクライマックス。
しかも今年12月には、満を持してのアニメFinalSeasonの放送が決定済です!!
前作のSeason3ラストでは、ひとまずは話の大きな一区切りがついた形で終了しましたが、残された伏線と謎はまだまだ多く、登場人物達の行く末は全く予想不可のままです。
今後のFinalSeasonでは、さら大きく話が変遷し、いままで以上の壮大な展開が繰り広げられることは必至。
おそらくは見応えのある、世界中のアニメファンの話題をさらう作品となることは間違いないでしょう。

…でも、その前に、10年も続いた連載だからこそ、スタート当時は幼すぎて残虐シーンの多い本作は必然的に見られなかった勢や、正直作者が新人だったための絵のラフさに途中脱落した勢、ストーリーが複雑すぎて待ち時間の長い月刊誌を読み続けることが困難だった勢に、いま、このタイミングで深掘りして伝えたい『進撃の巨人』。

FinalSeason放送までに、実は私のために作った、いまからでも間に合うアニメ『進撃の巨人』まとめを、さっそくどうぞ。

(注:本記事はアニメ進撃の巨人Season1第1話から5話までのネタバレを含みます。
なお、本作をアニメの映像で見たい方は、いまなら
GYAO!などの動画配信サービス、またはYouTube動画はじめしゃちょー2進撃の巨人フル【はじめん副音声】などでお楽しみいただけるようです。)

第1話『二千年後の君へ』―シガンシナ陥落①―

人類は突如現れた巨人達の襲撃から自らを守るために、3重に囲まれた壁の中で暮らしています。
巨人の性質は謎に包まれていましたが、知性がないように見え、やみくもに人間を襲って捕食するということだけは明らかでした。
人類は巨人と戦うためにガス動力の立体起動装置と、刃の交換ができるブレードを発明。
兵士達は立体起動装置でワイヤーを壁などの立体物に引っかけて移動し、2本のブレードで唯一の弱点のうなじを削ぐという方法で巨人に立ち向かっていました。

壁はそれぞれ内側から『ウォールシーナ』『ウォールローゼ』『ウォールマリア』と名付けられており、それぞれの壁の4方向に突出した町を持っています。
巨人は人間の集まる方向に惹かれ襲う習性があるため、突出した町があることで、壁の防衛を効率よく行うことができる構造になってます。
といっても、壁の高さは50メートルほどあり、壁外の巨人といえども、乗り越えて侵入するのは不可能と思われる高さでした。
実際に人類は100年間、壁の中で平和に暮らしていて、ほとんどの人がその平和が永劫続くことを信じていました。

845年(何が基準の暦だかは不明)、10歳の少年エレン・イェーガーとアルミン・アルレルト、そして訳あってエレンと同じ家で暮らしている女の子ミカサ・アッカーマンは、一番外側の壁ウォールマリアの持つ南側に突出した町『シガンシナ区』に住んでいました。
エレンとアルミンは、100年続いた平和が今後も続く保障はないと感じている、壁の中の人類ではごく少数派です。
町の治安を守る駐屯兵ですら、壁の中にいるかぎり、人類の平和が崩される事は無いと疑わず仕事中に飲んだくれています。
アルミンが家から持ち出した内緒の本をきっかけに、エレンは巨人の存在(壁に囚われていること)に疑問を膨らませ、自由への強い憧れを持ち、アルミンは見たことのない壁の外の未知の世界(大量の塩水を蓄える巨大な湖「海」)を夢見ていました。
そんな変わり者の2人ですから、町の他の少年達から異端者と蔑まれ、気の弱いアルミンがケンカを売られては助けに駆けつけたエレンがケンカを買う…というような毎日。
ミカサは物静かで常に冷静な性格ですが、なぜか腕っぷしが非常に強く、いつも無鉄砲なエレンの身を案じ、そばにいてエレンを守り続けてたいと思っていました。

壁の中の世界には、中心のウォールローゼ内にいる王(王政)に仕える『憲兵団』、壁内の治安を守る『駐屯兵団』、巨人の謎を探るために壁外への調査にあたる『調査兵団』という3つの兵団があり(その他に各兵団に配属される前に全兵が入る訓練兵団もある)、エレンは自由を得るために、いずれ一番危険で死亡率の高い調査兵団に入りたいと密かに願っていました。
ある日、エレンの願いを知るミカサがエレンの母カルラにエレンの思いをばらし、カルラは強く反対します。エレンの父で医者のグリシャはカルラに「人間の探究心とは、誰かに言われて抑えられるものではないよ。」と悟ったように言い、帰ったら秘密にしていた地下室を見せるとエレンと約束して家を出ます。
その後エレンは母と言い争いをして家を飛び出しますが、その日、ついに運命の時が訪れます。

突然の稲光に壁に見入るエレン・アルミン・ミカサの3人。その視線の先には、壁からのぞく巨人の大きな顔が!
あまりのできごとに、その場にいる者たちが身動き出来ずにいると、すさまじい爆音と共に町の外壁が破壊され、瓦礫が壁内に勢いよく飛び散ります。
壁から頭を出した50メートルを優に超える超大型の巨人が、外壁を蹴り破ったのです。そのぽっかりと空いた穴から、通常サイズの巨人達がシガンシナ区の町の中へ次々と侵入し、人々を襲います。
超大型巨人が蹴り破った壁の瓦礫でエレンの家も潰され、下敷きになった母カルラはエレンの目の前で巨人の餌食になります。

進撃の巨人

第2話『その日』―シガンシナ陥落②―

駐屯兵団の飲んだくれ兵ハンネスに助けられたエレンとミカサは、先に乗り込んでいたアルミンと共に水路でウォールマリア内に向かう船に乗ることができました。
その時、他の巨人達とは明らかに違う身体全体が鎧のように高質化した巨人が現れ、大砲をものともせずに、すさまじいタックルで内壁門に穴を開けます。
ついにウォールマリアが突破されてしまいました。壁内にどんどん巨人達がなだれ込みます。
惨状を目の当りにしたエレンは、2度とは戻らない母と平和な日々に涙し、弱い者は泣くしかないのかと嘆き、そして強い目で顔を上げ誓います。『駆逐してやる!この世から一匹残らず!』

ウォールローゼ内の避難所で、エレンは父グリシャが泣きながら何かを伝える悪夢で目を覚まします。
エレンの首にはグリシャと約束した地下室の鍵が揺れています。
エレンは仕事で内地に行ったグリシャに再会できず、グリシャはそのまま行方不明状態に。

ウォールマリアが突破されてしまったため、王政はウォールマリア内の土地を放棄し、人類は1/3の土地を失います。
当然、生き残った多くの避難民が、ウォールローゼ内に退避することになりした。
難民の多くは開拓地で働きますが、壁内は元々食糧不足であったため、王政は翌年にウォールマリア奪還を名目に25万人の避難民を作戦に投入して口減らしを計りました。
この奪還作戦で生還したのはわずか100数名。
アルミンも唯一の肉親である祖父を失いました。
巨人と人類との力の違いは圧倒的で、これだけの犠牲者を出しても、なお、ウォールマリアの奪還は叶いません。
3人の子どもたちは12歳から志願することができる訓練兵になることを決意します。
エレンは巨人を駆逐するため、アルミンは王政のやり方に疑問を持ち、ミカサはエレンを守るために。
847年、12歳になり、いよいよ訓練兵に志願した3人は、意気揚々と104期訓練兵団に入団し、仲間達と3年間の訓練を共にすることになります。

第3話『絶望の中で鈍く光る』―人類の再起①―

この第3話から登場人物がいっきに増え、エレン達は今後のストーリーを左右する多くのキャラクターと出会うことになります。

憲兵団入団希望のジャン・キルシュタインとマルコ・ボット、小柄で動きが素早いが頭脳に若干難のあるコニー・スプリンガー、集合時に調理場でくすねたふかしイモを頬張り初日から飯抜き+5時間走の懲罰を受けたイモ女のサシャ・ブラウス、誰にでも信頼され兄貴的存在のライナー・ブラウン、ライナーと同郷で寝相が芸術的なベルトルト・フーバー、格闘術に長け無口で人を寄せ付けないアニ・レオンハート、小柄で誰にでも優しく接する女神様のようなクリスタ・レンズ、粗野な言葉でだれかれ構わず皮肉を飛ばすがクリスタをいつも気遣っているユミルなどです。
また、訓練兵団の教官キース・シャーディスは見るからに強面で非常に厳しい教官です。

エレンはやる気は十分で入団しましたが、初っ端から暗礁に乗り上げます。
立体起動の基礎となる姿勢の安定を保つことができないのです。
それは兵としての基本的な資質の欠落と見なされ、兵団を去るしかないということでした。
同期の訓練兵達のアドバイスを仰ぎながらも、個人練習では一度も成功する事はできなかったエレンですが、最終テスト時に一瞬だけ姿勢を保つことに成功します。
結局そのままバランスを崩してしまいますが、シャーディス教官がエレンの訓練装置のベルトの故障を指摘、ベルトを交換することで無事にテストに合格し、エレンは訓練兵を継続できることになります。

第4話『解散式の夜』―人類の再起②―

訓練兵に課せられた課題は、立体起動装置を使った空中戦術の習得以外にも対人格闘術、雪山訓練など、3年の訓練期間に脱落者ばかりでなく死亡者もでるほど過酷なもの。
シャーディス教官は、訓練兵達に罵声を浴びせながら鍛え上げますが、一方で非常に冷静且つ詳細に訓練兵達の個性を把握し、1人ひとりを正確に評価しています。

訓練兵団では3年間の訓練を終えた解散式の際に、その期の成績上位10名が発表されます。
その10人は内地での任務を約束される憲兵団に入団する権利を得ることができます。
そのため、訓練兵の多くは、巨人からできるだけ遠く離れ安泰な生活を得るために巨人討伐の訓練に励んでいます。
巨人討伐において最も優秀な者が巨人から離れる仕組みに矛盾と怒りを感じるエレン。
そんなエレンに「死に急ぎ野郎」のニックネームを付け、ことあるごとに反発し、時には殴り合いの相手となるのがジャン。
憲兵団入団を希望するジャンは、密かにミカサに惹かれていて、エレンに嫉妬をしているのでした。

解散式の日、成績上位10名が発表されました。
1位は全ての科目において非凡な成績を収めたミカサ
2位に屈強な身体と精神を持つライナー
3位は控えめな性格ではありながらも、どの科目でも上位の成績をキープしたベルトルト
4位、憲兵団入団を目指し、淡々とマイペースで効率的に進み続けたアニ
そして5位に、誰よりも目的意識が高く努力を積み重ねたエレン
6位にはエレンに負けて悔しがるジャン
7位、頭脳的でジャンのリーダーとしての資質を見抜いているマルコ
8位は難しいことはわからないくせに、ジャンを利用してちゃっかりとポイントを稼いだコニー
9位には野性的な能力値が非常に高いサシャ
最後の10位はユミルの何かしらの工作で高評価を得たクリスタ
という結果でした。

誰もが願うトップテン入りを果たし憲兵団入団の権利を得た後も、エレンの気持ちは変わらず、調査兵団へ入団するつもりです。
解散式を終えた夜、上位10位には入れなかったけれども、座学では優秀な成績だったアルミンも、同じく調査兵団を希望していることをお互いに確かめ合い、成績トップのミカサもエレンを死なせないために調査兵団入りを決意します。

ウォールローゼ南方の訓練所に所属していたエレン達は、104期訓練兵団の解散翌日にはウォールローゼが南に持つ突出した町『トロスト区』の外壁上で固定砲整備の任務に当たっていました。
壁の上でエレンと仲間の104期生が人類の勝利への希望に目を輝かせたまさにその時、突如として超大型巨人が現れ、5年前のウォールマリア内シガンシナ区で起きた惨劇と同様に、今度はウォールローゼ内トロスト区の外壁門が破壊されます。

第5話『初陣』ートロスト区攻防戦①ー

突然の超大型巨人の出現に、すぐさま戦闘態勢に入るエレンでしたが、エレンが確実にうなじを捉えたと感じながら刃を振り下ろした瞬間、超大型巨人の姿が跡形もなく消失します。

外壁が壊されたことによってトロスト区内に巨人が進入、折りしも巨人征伐に最も手練れた調査兵団が壁外調査に出動した直後であり、壁内にいる駐屯兵団とともに、卒業したばかりの訓練兵達も住民の避難と巨人討伐に駆り出されることになります。

外壁近くの前線で戦う駐屯兵団の先遣班はことごとく全滅、中衛部を守るはずのエレンとアルミンを含む訓練兵34班も必然的に前線へ。
勢いよく飛び出した34班の訓練兵達でしたが、一瞬で巨人の餌食になった班員のトーマスを目の当りにし、感情を高ぶらせたエレンが仲間を捕食した巨人に向かって単機行動を取ります。
それを追う他の班員達。
立体起動装置で宙を舞うエレンは途中で巨人に左足を食われ、仲間達も次々に巨人の餌食となります。
目の前の惨劇に足が震えて動けないアルミン。
そしてついにアルミンも巨人につまみ上げられ、巨人の口の中に…
アルミンの叫び声を聞いて、エレンの中にアルミンと語り合った外の世界へ憧れ、自由への思いがわき上がった日々が甦ります。
アルミンが巨人の口からのど元へ滑り落ちようとしたとき、エレンが巨人の口の中へ滑り込み、アルミンの手をつかんで外へと放り出します。
エレンも巨人の口から出ようとしますが、その時、巨人の口が閉じ、エレンの左手を残したまま、アルミンの悲痛な叫び声と共にエレンは巨人に飲み込まれてしまいます。

進撃の巨人
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今こそ間に合わせたい!進撃の巨人FinalSeasonを見る前に押さえたいアニメSeason1~3ストーリー ② (6~10話)

さて、進撃の巨人の作者である諫山創氏は、九州は大分県の日田市出身です。
メインキャラクターのひとりのサシャ・ブラウスは、普段は敬語を使いますが、ふとした拍子に故郷の田舎言葉が飛び出します。
『おばんげねぇ』とか『よだきぃ』とか、
サシャの口から突然飛び出す方言は、この日田の言葉です。

日田市は大分県の北西にあり、熊本県・福岡県との県境でもあります。
夏には国内最高気温を記録することもよくあるので、ニュース等で地名を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
周りをぐるりと山に囲まれた盆地で、このような地形の土地で生まれ育った諫山氏が、壁に囲まれて生活する、外を知らない人類の物語を着想したのも、なるほどと思わせるものがあります。

この日田市にある大山ダムで、令和2年11月8日にある銅像の除幕式がありました。

ダムを壁に見立てて、壁から覗く巨人の顔に、驚いて固まるエレン・アルミン・ミカサの3人。
『進撃の日田まちおこし会議』の有志の方々が、クラウドファンディングで資金を集めて実現したそうです。
しかも、来年はJR日田駅前にリヴァイ兵長の像を建てる予定だそうですよ。
HPはこちらです。
進撃の日田